POGと重賞の展望を徒然と

2023年の重賞回収率118%

先週の2歳重賞とデイリー杯の考察

今年の2歳重賞はほぼ荒れている。

まともに人気馬で決着したのは札幌2歳Sだけだ。

 

11/05 京王杯2歳S 東京1400m

1着 オオバンブルマイ 1.20.9

世代戦でよくあることだが、母父ディープは穴を空けることが多い

Nマイルの3着のカワキタレブリーもそうで、父は共にストームキャット系。

米国系X母父ディープは重賞での爆発力があり今後も狙っていくべき血統なのだろう。

 

馬場傾向としてはBコースに代わって3日目。まだ内先行が有利な状況で、レースも逃げ先行がほぼ掲示板を独占した。

2着のフロムダスクは逃げ一辺倒でいくなら武豊Jなどが乗るのであれば、重賞をどこか逃げ切りⅤしそうだし、馬自体の能力も高くジャングロのように活躍するのも現実感がある。

3着のスピードオブライトもカナロア産駒なのでまた穴をあけることもあるだろう

ロンドンプランは骨折したのもあって伸びなかった。全体的に1600向きの馬が人気したのもあってこういう結果になったと見ていいだろう。

開催の進んだ朝日杯などで個々の上位馬が馬券内に来るイメージは一切ない。

ペースセッティングヤクシマ上積みを期待すべきだろう

また、ミスヨコハマはこれらに食らいついたのだから、牝馬限定OPで人気を落とす様なら買ってもいい。

11/05 ファンタジーS 阪神1400m

1着 リバーラ 1.21.3

正直ブトンドールの強さを再認識できたくらいの感想しかない。

外回りの1600なら勝っていただろう末脚で食らいついたのは一番評価できる。

ぜひJFで鮫島Jの初G1をもたらす存在になってほしいものだ。

ただ、荒れた内回りを逃げ切ったリバーラタフな先行力は阪神JFなら活きてくることだろう。ただ、早熟のキンシャサノキセキ産駒だし買い時は来年の春までだ。

バレリーナは距離の問題。アロマデローサはレコード駆けか坂が敗因だろう

 

11/12 デイリー杯2歳S 阪神1600m

圧倒的1人気が想定されるのはダノンタッチダウン新馬戦は33.6の差しで楽勝。

さて今回はとなるわけだが、朝日杯を見据えるなら馬群に揉まれる経験をして2着内を狙うのがいいのだろう。スタートもいいので好位差しの競馬が出来れば2戦としては最高の経験値で朝日杯での勝利も見えてくる。

 

次いで人気しそうなのがシルヴァーデューク

サウジRC3着の実績だけならここでは最上位だ。ただ前走は開催1日目の東京。先行力は強みだが、荒れた阪神でも粘れるかは微妙なところ。

 

そもそもこのレースは前走関東・札幌との相性が悪いこともあり去年は3-6人気がそれで馬券外。ワキタレブリーが穴を空けた。

 

ワキタレブリーを探せばいいわけだが、今年はショーモンがそれに値するだろう。

前走が札幌なのはマイナスだが、関東圏と違って3着までならある。

父マインドユアビスケッツはダート方面で良績を残しているが母父ディープなら芝での良さを引き出してくれそうでパワーの要る先行馬場ならシルヴァーデュークを上回る粘りを見せてくれるはず。

 

次いで、ショウナンアレクサは父キズナ阪神成績が語るように好相性の舞台。距離短縮も魅力的だ。

ただ前走1勝クラス組は連対歴がなく、それならトーセントラムの大駆けに期待してもいいだろう。前走は出遅れた上で上り最速。武豊Jが上手く出してくれるなら得意の阪神コースでのⅤも可能だろう。

 

オールパルフェなども魅力的な馬だが、今回は関西・中京で走った馬を中心視するため、シンザン記念まで我慢しておくことにする。

 

◎ダノンタッチダウン

〇フォーサイドナイン

▲トーセントラム

△ショーモン

 

以上4頭。