POGと重賞の展望を徒然と

2023年の重賞回収率118%

第90回 日本ダービー 回顧

改めて、タスティエーラ優勝おめでとう!

新馬戦での圧巻パフォーマンスから信じて追ってきていましたが、

見事なクビ差の勝利でした。

 

ただ良いことだけではなく、競走後そのまま倒れこんで死んでしまった

スキルヴィングは本当に残念でした。ご冥福お祈りします。

 

【レース回顧】

当日のタスティエーラは4人気。

無敗2冠の懸かるソールオリエンスが圧倒的1人気に推されていた。

枠入りはスムーズで全馬ゲートに入った。

しかし、スタート直後、17番ドゥラエレーデが躓いてしまう。

鞍上の坂井瑠星Jは投げ出される形となって、競走中止

放馬状態で第90回日本ダービーは始まった。

 

パクスオトマニカが逃げ。

ホウオウビスケッツが続いた。その斜め後ろにシーズンリッチ。

ホウオウの後ろにメタルスピード、ソールオリエンス。

タスティエーラはメタルスピードの斜め後ろを取ってソールオリエンスを蓋していた。

 

向こう正面に入るまでにパクスの後ろ3頭が掛かり気味で抑えに入った。

やっぱ丸田は抑えるよな…。

パクスオトマニカは60.4秒ペースで淡々と刻んだが、

その後ろのホウホウは恐らく63秒以上のスローペース。

丸田のドスローがレースを半壊させた。

 

ここで動いたのが最後方のハーツコンチェルト。

最初は放馬したドゥラエレーデを気にして動けないでいたが、

ドゥラエレーデが下がっていくと徐々にポジションを上げ始める。

シャザーン、スキルヴィングらを横目にスッと上がっていくと、

ソールオリエンスを抑える位置取りをしたのだ。

ここですべてが決まったと言っていい。ナイス騎乗弘平。

 

4角に入った時には弘平が外に、前にレーン。包まれた武史。

上手く出せていけたのが悪手となってしまったのが不運とも言えるが、

この馬の限界とも言える。2000mまでという印象。

マルタのドスローの性で明らかに距離が足りていない馬が大挙した。

べラジオオペラ、ノッキングポイント、ホウオウビスケッツ。

どれもマイルから2000までという印象の馬。

今後のソールオリエンスにとってこの距離適性の誤認はどう影響するか?

 

タスティエーラ、優勝おめでとう!