POGと重賞の展望を徒然と

2023年の重賞回収率118%

ブリーダーズカップ/フィリー&メアターフ_想定

BCフィリー&メアターフサンタアニタ 芝 2000m

引用元:JRAホームページより

https://www.jra.go.jp/keiba/overseas/country/america/santaanitapark.html

東京2000のようにカーブの途中からスタートする設計。

カーブは下り坂になっておりダートコースを横切って400m、

その後に全周1600mの福島競馬場みたいな小回りコースを走る2000m戦。

4角からゴールまでは300mと中山より短い。

なかなかの混戦模様だが、いいメンバーが揃った。

 

A インイタリアン In Italian 米 1600~1900m ◀◁◁◁ 逃

Dubawi X Redoute’s Choice

昨年のメアターフ2着馬。

G1は計4勝、2着3回、3着1回と馬券内パーフェクト馬。

サンタアニタは初だが、

キーンランドで2‐2‐0‐0と小回りへの適性は高い。

1900mまでしか距離を経験したことがないため、100mの距離延長がどうか?

ダイアナSで1800mを1:45.06のレコードで走破しているように、

ハイペースも得意な快速馬

近走はハナ、アタマ差で惜敗を屈しているが、

前年と同じローテンションで連対を外さずにこの舞台を迎えられたのは大きい。

 

A インスパイラル 英 1400~1600m ◁◁◀◁ 差

Frankel X Selkirk

G15勝の英国のマイル女王が初の2000m戦に挑む。

ドーヴィルのジャックルマロワ賞を連覇しているように、

米国のトラックコースというのは問題なさそう。

初の米国遠征、初の2000mと課題は大きいのでマイル戦ほどの信頼感はない。

その上で後方からの豪脚をいつも通り繰り出せるか?

 

B ウィズザムーンライト 愛 1600~2000m ◁◀◁◁ 先

Frankel X Dubawi

22英オークス11着後米国に移籍。

ベルモントオークス2着などG1で3度2着のシルバーコレクター

G2を3勝しているように実力はあるが、通用するための武器が無く、

前走のEPテイラーSではファーヴェントに圧勝を許すなど、

やはりG1では実力不足という感じが否めない。

 

B ウインマリリン 日 2000~2400m ◁◀◁◁ 先

昨年はエリザベス女王杯2着、香港ヴァーズで初G1制覇を達成。

今年に入ってからは目立った成績が無い。

が、美浦坂路の工事期間と札幌記念オールカマーが被った不運もあった。出国前はしっかりと坂路メニューを消化しCWでも悪くない時計。

鹿戸厩舎としては準備しつくした状況なので、復調すればここでも上位。

 

A ウォームハート 愛 2000~2400m ◁◀◀◁ 先差

Galileo X Fanstnet Rock

今夏に突如、欧州中距離牝馬路線のトップに君臨した新星。

ヨークシャーオークスヴェルメイユ賞共に好内容。

ヨークシャーオークスは2:25秒台と今年の欧州G1でもトップレベルの内容だった。時計面は心配ないだろう。

早めに抜け出してからの勝負根性は一級品。

欧州と異なるペースに惑わされなければ普段通り中団から早めに捲るか?

 

C クロージングリマークス 1600~1800m ◁◀◁◁ 先

Vronsky X Unusual Heat

2000の実績もなく(3戦馬券外)、重賞好走も1600‐1800m。

近走はG2を連勝していたが、

G2ロデオドライヴSで亜出身の名牝ディディアに完敗。

デルマーで連対しているように小回りは得意そう。

しかし、G1では力及ばずか…。

 

A ジーナロマンティカ 1200~1900m ◁◁◀◁ 差

Into Mischief X Unbridled's Song

前走ファーストレディSではインイタリアンを差し切って勝利。

今回も先行勢は厳しそうで、持ち前の末脚が伸びれば。

昨年、インイタリアンが制した舞台から勝利を目指す。

第1希望のBCマイルに出走することに。そちらなら期待大。

 

D ステートオカーション ◁◁◀◁ 差

前走はオペラ賞5着。

リステッド勝ちのみだとここでは最低評価。

 

S ディディア 米(亜) 1600~2000m ◁◀◀◁ 先差

Orpen X Rainbow Corner

ブラジル生産の牝馬で2000のG1を2連勝して米国に移籍。

初めての米国G1ニューヨークSではしっかりと2着を確保し、

G2に降格したとはいえ好メンバーのロデオドライブSでは、

1:59.79と最低限の基準時計で勝ちきってみせた。

実績不足だが、デルマーオークス馬アニゼットやクロージングリマークスを

下した勢いは不気味。鞍上V.シュミノーと共に久々のG1勝利を狙う。

2019マース6着、2016アヴェンジ3着、2014エモリエント9着、2013ティズフラーテイシャス6着、2012マーケティングミックス2着と同じサンタアニタ開催で優勝馬が出ていないのが気がかりか?そんなんだから降格するんだよ

一応アルゼンチン時代だが、小回り2000mを1:56.81を高速馬場のサンイシドロとはいえ記録して4馬身差の圧勝をしている底力で過去の勝ち馬たちを乗り越えていけるのか。

 

A フェヴローバー 1600~2000m ◀◀◁◁ 逃先

Guaifan X High Chaparral

昨年から米国に移籍してきた。英1000ギニー3着などの実績はあったがG1未勝利だった。

前走G1EPテイラーSウィズザムーンライトとモイラ

G1ビヴァリーDSではジーナロマンティカを下し米国G1では2‐0‐2‐0と安定。

一方でカナディアンSではモイラに敗れるなど謎。

前走は不利を受けながらも3番手から抜け出しての勝利していて強かった。

 

B マーキュリック 2000~2400m  ◁◁◀◁ 差

昨年のベルモントオークス馬。1年間G1勝利から遠のいている。

2000m戦では連対を外しておらず、末脚が活きればここで復活勝利も…。

 

B モイラ 1600~1900m ◁◁◀◁ 差

Gohstzapper X Unbridled's Song

昨年の5着馬。素質は高い。

カナディアンSでフェヴロバーを破るも次走は敗れる。

溜めて差すタイプなので、展開利は欲しい。距離はこなせる。

 

B リンディ 1600~1800m ◁◁◀◀ 差追

Le HavreX Rock of Gibraltar

G12着が2度。内でも外でも溜められる馬。

末脚の切れ味は十分でG1でも通用する。展開利は欲しいが。

 

C ルミエールロック 2000~2400m ◀◀◁◁ 逃先

前走はオペラ賞3着。時計勝負になると苦しい。